自然、文化、歴史 の宝庫
玉山は、1985年に国家公園に指定され、景観や生態系、史跡が保全されており、台湾の人々に憩いの場を提供している。過去には、軍事的な理由から一般人の入山は厳しく制限、管理されていたが、現在は、生態保護の観点から入山許可を必要とするエリア以外は自由に観光できる。
かつて、玉山への道は、清朝統治時代に開かれた古道と、日本統治時代に作られた狭隘な山道である八通関越横断道路のみであったが、1991年に新中部横貫公路が完成し、交通の便は飛躍的によくなった。玉山を訪れる観光客にとっては、山頂を征服する達成感もさることながら、季節ごとに千変万化する山岳風景も大きな魅力だ。海抜が上がるにつれて、気候が変わり、植生も変化する。春には高山植物が、秋には紅葉が、訪れる人の目を楽しませてくれる。約3,000mにある塔塔加(タタカ)ツーリストセンターからは、雄大な山岳パノラマや眼下に広がる幻想的な雲海が楽しめる。レストランや展示施設、遊歩道も整備されており、多くの旅客が玉山観光のベースとして利用している。